うるま市ビーグのパナマ帽作り。
1月の沖縄も意外と気温も下がり
寒く空気も乾燥気味です。
さて本日は糸を使った面白い編み物ではなく
以前からかかわらせていただいている
うるま市のビーグプロジェクトで製作している「ビーグのパナマ帽」の製作をまとめてみようと思い、写真や動画などをキュッとまとめております。
うるま市のビーグプロジェクトについては下記からどうぞ!
まずは琉球畳になれなかったビーグ達をZAORICknitknitが預かります。
そして抱えきれないほどの量のビーグをまずは選定します。
そしてビーグの束から一本一本太さを見て太いのと細いのとを分けていきます。
ビーグ選定の動画をタイムラプスでどうぞ。
(面白い動画でもなければただただビーグを分けているというiPhoneで撮影したシュールな動画をYouTubeに上げてしまったの・・・。)
分けて見ると
選定が終了いたしました。
さてここから編んでいきます。
で編んでいるシーンは
ビーグプロジェクトのプロが撮っている動画をどうぞ。
このビーグを編めるように何日も掛けて柔らかくして行く作業をします。
(空気の乾燥具合で柔らかくする作業も違ってくる。)
何日間か柔らかくする作業後に編めるようになったら
かぎ針編みで編んでいきます。
(編むタイミングはこれと言ってありません。手の感触でイケル編める!と思ったら)
糸や毛糸みたいに全然柔らかくはない。
植物を編んでいて思ったのはものすごく丈夫ということ。
沖縄はビーグをはじめ、芭蕉布、藍染、ハイビスカスの糸、アダンの葉で織られた製品。
植物を使った製品は編むのではなく織り込む【織り】の方法をで作られることが大半だと思う。
私も一応、【編む】ではなく【織り】でチャレンジしたが全くできなかった。むしろかぎ針で編んでいくほうが早かった。
(【編む】のと【織る】ではそばかパスタかぐらい違うのでこの違いを理解ってもらうのにたまに苦労しますが。)
ビーグを作る農家の方も一手間一手間かけて琉球畳となるビーグを育てています。
琉球畳になりえなかったビーグを再び製品化することも関わって居る人達はゼロから手間を掛けてアイデアを産み出し作っています。
ぜひ百貨店や沖縄イベントなどで見かけたら手にとって見てみてね
またビーグがどれだけ本土のい草と違うかを見てもらいたい。
ものすごく固くて丈夫なのだ。さすが高級畳のビーグ。
(ちなみにビーグ1本で約かぎ針で5目から8目編めます。)
いつかお家の畳も琉球畳にしたいと思うZAORICknitknitなのでありました。